私がSHIROカフェで働き始めたのは、ブランドプロデューサー今井のものづくりに対する信念に共感したことがきっかけでした。
元々ローレル時代からコロンなどを愛用していたのですが、砂川にSHIROカフェができるタイミングで、自分の身近にもこんなに素敵なものがあったんだと改めて気付かされ、「北海道から発信できるものを届けたい」、「笑顔を伝染させたい」と強く思うようになりました。そこで自分からお店に電話をかけ、面接を申し込み、カフェスタッフとして入社しました。

今は副店長として、ホールでの接客やドリンクを担当しながら、スタッフの育成にも力を入れています。仕事をする上で大事にしているのは、お客様には時間と空間にもお金を払っていただいているという意識。SHIROカフェに来るために休みをとったり、お子さんを預けたり、ここを初デートに選んでくださる方もいるので、そういう時間や場所を無駄にしたくないと思っています。常連のお客様は混んでいる時間を避けて、平日の朝に来てくださる方も多いんです。そんな風に常連の方のあたたかい気持ちに触れるたび、お客様にも支えられて成り立っていることを実感します。お客様との一期一会を大切にしながら、「ここに来てよかった」と感じてもらえるようなカフェづくりを目指したいです。

2015年にパートとしてSHIRO砂川本店に入社してから、お客様やSHIROの仲間と過ごしてきた日々を通じて、一番に伝えたいことは「出会いに感謝」という想いです。人だけではなく、出来事、日々のスタッフとのかかわり、お客様に寄り添い続けるために進化し続けるSHIROを通じて、自分自身も成長させていただきました。
会社からはこれまでに何度も「社員になって働くのはどうか」と提案をいただきましたが、私は今もパートという働き方を選んでいます。シングルマザーである私が「今なにを大切にしたいのか」を考えた上でのこの選択を受け入れてもらい、今はパートではありますが砂川本店の副店長という大切な役割を任せていただいています。
今も日々、お店を訪れてくださるお客様に「来てよかった」「またこの場所に帰ってきたい」と思っていただける場所であり続けるために、一緒に働くスタッフひとりひとりがキラキラと輝いて働ける環境づくりを目指しています。そのように考え過ごす中で、経営層に店舗運営の現場の想いやお客様のお声を直接お伝えし、実際に提案を取り入れていただいたこともあります。雇用形態や経験の多寡にとらわれず、お客様やブランドのことを想って提案や行動することを認め、機会を与えてもらえる環境にやりがいを感じながら働いています。