世界で働く、その日のために

佐藤 栞 Shiori Sato

リテール部門
伊勢丹新宿店 店長代理/Jr.スペシャリスト
2021年⼊社/北海道出身

世界で働く、その日のために

2021年に入社した佐藤栞は、現在、伊勢丹新宿店でビューティアドバイザーとして勤務しています。控えめな佇まいながら、社内でも一目置かれる存在です。店舗スタッフから憧れられる店舗スタッフ——
その理由は、佐藤が積み重ねてきた努力と覚悟にあります。人と会話することが好きだから、販売は自分に合っている仕事だと語ります。特に、初めてSHIROに出会うお客様に、ものづくりの背景や素材へのこだわりを伝え、ブランドのファンになっていただけた瞬間に、大きなやりがいを感じています。

言葉を越えてブランドを届ける

2024年以降、百貨店には海外からのお客様が急増しました。当時、佐藤が勤務していたのは国内でも来日訪店客が多いSHIRO 銀座三越店。SHIROのカウンターでも、来店客の半数以上が海外からのお客様という日が続き、接客の中心が英語になる時間帯も珍しくありませんでした。銀座三越店にはネイティブの外国籍スタッフも在籍していました。それでも佐藤は、「英語が話せる人に任せる」のではなく、「誰もが対応できる店舗でありたい」と考えます。自ら積極的に英語で接客し、個人でもトップレベルの販売件数で店舗に貢献しました。カナダ・バンクーバーへの留学経験を持つ佐藤は、日本語と英語の両方でSHIROの魅力を伝えています。
さらに、中国語や韓国語にも自主的に取り組み、日々の接客そのものを「学びの場」と捉えながら、接客の幅を広げてきました。彼女は海外からのお客様の増加を背景に導入された「他言語接客スキル試験」の約20名の合格者のうちの一人でもあります。

さらに、その経験は、やがて店舗の外へと広がります。勤務の傍ら、全国スタッフ向けのオンライン英語接客トレーニングにトレーナーとして参画。接客で実際に使えるフレーズや製品紹介の方法をロールプレイ形式でレクチャーし、わかりやすいと好評でした。「みんなが自信をもって英語で接客できるようになり、楽しんでもらえたらうれしい」。その言葉どおり、参加者からは前向きな声が多く寄せられました。

静かに力を蓄え、未来へ進む

佐藤はSHIROのスペシャリスト制度において、「Jr.スペシャリスト」にも選出されています。SHIROでは現在、およそ550名の店舗スタッフが働いていますが、「Jr.スペシャリスト」なのは、わずか11名。
販売力だけでなく、ブランド理解や後進育成への姿勢も含めて評価されるこの制度は、日々の積み重ねの証でもあります。

2025年、佐藤は「Jr.スペシャリスト」が不在だった九州エリア、福岡のSHIRO 岩田屋店へ異動します。地域性の違いから、比較的ゆったりとした空気が流れる店内。彼女はその空気を尊重しながらも、自ら率先して多くのお客様に声をかけ、会話を重ねていきました。誰よりも先に動く。その姿勢は少しずつ周囲へと広がり、店舗全体の接客の温度にも変化が生まれていきます。彼女の姿に刺激を受け、「地域を越えてブランドで活躍できる存在になりたい」「佐藤さんのようになりたい」と志願し、新たな仕事に挑戦できる「ジョブチャレンジ制度」を活用して、伊勢丹新宿店への異動を実現させたスタッフもいます。

海外で働きたいと願うスタッフを
支えられる存在になりたい

20代のうちは仕事に振り切ると決めています。迷いがないわけではありません。それでも、今はできる限りの経験を積み、できる限りの挑戦を重ねたい。その時間が、未来の自分の選択肢を広げると信じているからです。現在、SHIROは、ロンドン、台北、ソウルに拠点を持ち、海外展開を加速させています。ブランドが広がる先に、自分も立っていたい。そのために、いま国内でできることを一つずつ積み重ねています。将来について尋ねると、佐藤はこう語りました。
「海外で店舗スタッフとして働けたら、その先でも新しい挑戦を続けたい。そして、海外で働きたいと願うスタッフを支えられる存在になりたいです」
世界で働く、その日のために。彼女は今日も、目の前のお客様と、そして仲間たちと、誠実に向き合っています。

WRITER : SHIN SASAKI

PHOTOGRAPHER : MANAMI ISHIDA

募集要項を見る