安心して働ける毎日を、つくる
綿貫 朋子 Tomoko Watanuki
東京オフィス
コーポレート部門 全社人事 バックオフィス
労務
2023年⼊社/東京都出身
安心して働ける毎日を、つくる
綿貫朋子は2023年2月に入社。バックオフィスの一員として主に労務を担当しています。バックオフィスの仕事は、表には見えにくい場所から組織全体を支える役割です。労務や経理、総務などが丁寧に整えられているからこそ、スタッフは安心して自身の仕事に挑戦し、本来の力を発揮できます。その安心感は、ものづくりや接客の質を高め、最終的にはお客様の満足や感動へとつながっていきます。スタッフ一人ひとりがいきいきと働ける環境をつくることが、巡り巡ってお客様を喜ばせ、世の中をしあわせにする。縁の下から未来を支える仕事です。
不安と向き合ってきたからこそ、
支えられる
綿貫は、小学生の頃に友だちにからかわれたことがきっかけで、自分の容姿にコンプレックスを抱くようになりました。また、他人から注視されることに不安や恐怖を感じ、コミュニケーションにも苦手意識がありました。
そうした感情に向き合う中で、「人を美しくする仕事に就きたい」と考えるようになります。エステティシャンやアンダーウェアの販売など、あえて苦手だった接客業に就き、コンプレックスや不安を克服してきました。すっかり不安を克服したように見える彼女ですが、今でも人前で話すときには緊張で指先が震えると言います。現在のバックオフィス業務につながる経験は、都内の撮影スタジオで働いていた頃に培われました。執行役員の秘書を務めながら幅広いバックオフィス業務を担当し、会社に足りていない仕組みは自ら整えてきました。入社してくる若者たちは社会経験が浅く、彼らの相談に乗ることにもやりがいを感じていたと言います。
「こんな仕組みがあったらいいのに」
SHIROに転職してからもその経験を活かし、与えられた仕事をこなすだけでなく、「こんな仕組みがあったらいいのに」と自ら提案して、実現してきました。彼女が導入に携わった制度のいくつかをご紹介しましょう。
例えば、女性スタッフのための婦人科検診の実施です。社長の福永に提案し、昨年、全女性スタッフを対象に導入されました。SHIROでは多くの女性が働いており、最も多いのは20~30代。ガンは年齢とともに罹患率が高まりますが、20~30代女性で最も多いのが子宮頸ガンです。
「会社の検診をきっかけに、女性特有の病気に対する意識を持ってほしい。そして、安心して働き続けるためにも毎年婦人科検診を受けてもらえたら」と綿貫は言います。
また、休職制度の改定にも取り組みました。メンタルの不調を抱えながら無理に働き続け、症状を悪化させてしまう事例が増えていたからです。自身の休職経験も踏まえ、休職が認められるまでの欠勤期間を短縮。症状が軽いうちに休職し、早期に復職できるよう制度を整えました。長期欠勤が発生した場合には、すぐに休職などのフォローに入れる体制も整備。さらに復職時のサポートとして、必ず産業医との面談を実施し、いきなり元の勤務条件に戻すのではなく、勤務日数や時間を短縮した状態からスタートできるよう改定しました。
みんながハッピーになる
制度をつくる
綿貫は、スタッフが安心して働ける環境を整える頼もしい存在です。とはいえ、本人に気負いはありません。婦人科検診の必要性を自ら感じていたことや、体調の不調を抱えながら働いた経験があったことなど、自分自身の実感と重ね合わせて考えているのです。困っている人がいたら、なんとかしたい。そう思うと、会社に提案せずにはいられないと言います。
「好きなことをやらせてもらっています。スタッフを守っているという意識はなくて、こんな制度があったら、みんなハッピーなんじゃないかな、と思うことをやっているだけなのです」
自らを「諦めが悪い」と笑う綿貫。一度必要だと思ったことは、明確に否定されない限り、工夫を重ねながら何度でも提案し続けます。二人の小学生の娘を育てながら時短勤務をしている彼女にとって、タスク管理は課題のひとつです。さまざまな仕事を任せてもらえるSHIROの環境の中で、ついあれこれと手を広げてしまい、どれも中途半端になりがちだと言います。ひとりでやり切る力も大切ですが、チームとして課題に向き合う視点も、これからさらに必要なのかもしれません。
WRITER : SHIN SASAKI
PHOTOGRAPHER : MANAMI ISHIDA
更新日 2026.3