2024年11月7日(木)に栗山町と「ほっかいどう企業の森林づくり」の協定を締結
2024年4月にオープンした北海道長沼町にある「MAISON SHIRO」
株式会社シロは北海道夕張郡にある栗山町と「ほっかいどう企業の森林づくり」の協定書を2024年11月7日(木)に締結し、今後は栗山町と協働して森林づくり活動に取り組みます。
シロは北海道砂川市の“みんなの工場”で地域のカラマツやシラカバといった木材を建物に使ったことをきっかけに、北海道で環境に配慮しながら林業を営む木こりさんたちに出会いました。さらに、北海道長沼町にラボラトリーを併設した“MAISON SHIRO( メゾンシロ)”という一棟貸しの宿泊施設も“みんなの工場”と同様に地域の木材を使って建設いたしました。
さらに、森に育つ植物や枝葉や樹液といった森林資源を使った製品を製造しています。このような企業活動が少しずつ認知され、北海道庁から「ほっかいどう企業の森林づくり」という企業と自治体が森林づくりに取り組む活動をご紹介いただき、栗山町との協定をご提案いただきました。
栗山町は森の活動に情熱を注がれており、「放課後薪割り部」という町民サークルでは森林に興味を持つ多くの学生や若者を巻き込んで、森林を守りながら資源を産業活性化の活動促進をされています。また、昨年は栗山町に自生するふきのとうを収穫いただき、『ふき 2023』の製品に使わせていただいた経緯があります。これらの取り組みに共感し、この度栗山町とともに森林活動をさせていただく運びとなりました。
シロは、栗山町での持続可能な森づくりを開始します。この取り組みは北海道庁が主導する「ほっかいどう企業の森林づくり」に基づき、栗山町と協定を締結し町有林で活動を行うものです。
主なポイント:
1. 環境配慮型の山林保全:栗山町の自然を守りながら、環境に配慮した持続可能な森林管理を実践いたします。
2. 地域資源の有効活用:間伐材や枝葉、素材植物などの森林資源を総合的に活用し、無駄のない循環型の森づくりを目指します。
3. 地域との連携:栗山町役場をはじめ、地元の工務店や家具業者と協力し、地域全体で森の活用に取り組みます。
4. 教育との連携:栗山町の里山であるハサンベツ地区に近接する利点を活かし、子どもたちの自然学習の場としても活用。また、地域の教育機関と連携いたします。
5. 啓発活動の展開:シロの発信力を活用し、一般の方々や建築、家具、アート業界向けに現地セミナーなどを開催し、森の大切さや木材の可能性について理解を深める機会を提供いたします。
このプロジェクトを通じて、シロは栗山町の自然環境を守りつつ、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
皆様のご理解とご支援をお願いいたします。
北海道の森林は、全国の森林面積の約1/4を占め、トドマツやカラマツ、エゾマツなどの針葉樹やミズナラ、シラカバ、イタヤカエデなどの広葉樹があります。豊富な森林資源から未活用の木々や植物を環境に配慮した持続可能な手法で採取し、それらの貴重な植物や材から積極的に化粧品や家具、住宅などに活用いたします。また、全国からアクセスの良い栗山町で興味がある方々や子どもたちと森林活動を行ってまいります。