製品ができるまで vol.2
『ラワンぶき化粧水』

北海道足寄町

素材との出会いから始まるSHIROのものづくり。
日本各地の生産者さんと共に、自然が育んだ素材の恵みを最大限に引き出す製品開発に取り組んでいます。
そんな私たちのこだわりを知っていただくため、人気製品が出来上がるまでのストーリーをお届け。
vol.2は、センシティブシリーズを代表する製品、ラワンぶき化粧水ができるまでをご紹介します。

大きいもので全長3mにもなり、日本一大きいふきとしても知られるラワンぶき。国内では北海道・足寄町でしか栽培されていない、希少な植物です。
そんなラワンぶきの生産農家である鳥羽農場の鳥羽さんとの繋がりから生まれたのが、ラワンぶき化粧水。化学肥料を使わないラワンぶきを絞り、そのジュースだけを使った化粧水には、ふき本来のポリフェノールが凝縮され、赤みやかゆみなどの肌トラブルの改善にも効果を発揮します。
収穫シーズンによって、香りや色が違うのは、素材そのものを使用しているからこそ。
2019年に行った製品発表会では会場内にラボを再現し、北海道から取り寄せたラワンぶきを搬入。ご来場くださった方々に実際にラワンぶきを絞っていただき、素材の恵みを引き出した製品の魅力をより身近に感じていただきました。

日本一大きいふきとしても知られるラワンぶき

シロでは、ラワンぶきのなかでも市場に出回ることのない規格外の部位を主に製品に使用しています。
開発当初はシロのスタッフが鳥羽農場さんに伺い、ラワンぶきを収穫することも少なくありませんでした。トラックいっぱいのラワンぶきが砂川工場へ到着すると、工場にビニールシートを敷き、スタッフ全員でふきをカットし、茹でてから冷凍するという地道な作業を行っていたこともあります。
ラワンぶき化粧水の製造過程では、より濃厚なエキスを抽出するための冷凍は欠かせず、また凍結されたふきからは澱も出てくるため、澱の沈殿を待ち、タイミングを見極めて取り除くという手間と時間が必要となります。
もっと効率的に製品化する方法もあるのかもしれませんが、あくまでも私たちが目指すのは、ラワンぶきの力を最大限に引き出しながら、毎日使いたいと思うテクスチャーを形にすること。この理想を叶えるため、これからも手間を惜しまず、製品づくりに取り組んでいきます。

ラワンぶき化粧水ができるまで