限りある香料から魅力的な香りを生み出す 「ZERO COLLECTION FRAGRANCEづくりワークショップ」

「自分たちが毎日使いたいものをつくる」というシンプルな想いから生まれるSHIROのフレグランスやスキンケア、メイクアップなどの製品。
日頃よりご愛用いただいているお客様と、体験を通してものづくりの楽しさや、自分の“好き”や“ワクワク”を見つけてもらうワークショップを行いました。

ものづくりを通してお客様に伝えたかったこと

2024年5月にSHIRO 自由が丘店で開催したのは、使い終わったSHIROフレグランスの容器に、リニューアルなどの理由によって余ってしまった香水たちを組み合わせ、世界でひとつのマイフレグランスをつくる「ZERO COLLECTION FRAGRANCEづくりワークショップ」です。
自然の恵みを最後の一滴まで余すことなく使いスキンケア製品をつくるブランドだからこそ、使われなくなったすべての資源をフレグランスづくりなどにも活かしたい。その想いから今年の1月に発売した「ZERO COLLECTION FRAGRANCE」は、IFRA(国際香 粧品香料協会)の規制に伴う製品リニューアルで、使えなくなってしまった香料を規定内で最大限使えるように調節し、魅力をさらに引き出した限定フレグランスシリーズです。

渋谷PARCOの入り口

ワークショップの冒頭では、「SHIRO 15年目の宣言」の中で“廃棄物ゼロを目指し、ものづくりとお店づくりにおいてさまざまな取り組みをしていく”ことを改めてお伝えしました。
そして、私たちが描く未来に向けて、SHIROの製品を愛してくださる皆様と一緒に歩んでいきたい――そんな想いを込め、ワークショップでは今あるものを活かしたものづくりを体験していただきました。

「自分が毎日使いたいもの」を考える

「ZERO COLLECTION FRAGRANCE」の容器は、小さなキズがあるものやロゴなどの印字がズレてしまったもの、そして製品のリニューアルに伴い、使用できなくなってしまったものなどを再活用しています。
今回のワークショップでも、今ある資源を再活用するという考えのもと、ご参加いただくお客様が使い終えたSHIROフレグランスの容器をご持参いただき、そこに香水をミックスしていきました。
用意したのは、今は販売していない6種のオードパルファン。香りをリニューアルする前の「サボン」「ホワイトリリー」「ホワイトティー」と、数量限定で発売した「ホワイト」「ミモザ」「マリーゴールド」です。
これらの香りを好きな割合で混ぜながら、「自分が毎日使いたい」と思える魅力的な香りをつくり出します。

まずは、それぞれの香りを試して何と何を組み合わせるか、考えながらレシピノートに記していきます。限られた香水の組み合わせですが、割合を変えるだけで生まれる香りは無限大。参加者の方が過去に愛用していた香りなどもあり、「この頃のミモザの香り、好きでした!」「この香りを使っていたから入れたい」など、自分の“好き”を探しながら繋げていく作業となりました。

SHIROのスタッフと一緒につくっていく

当日は自由が丘店のスタッフやフレグランスJr.スペシャリストが、香りの特長や組み合わせのポイントをお伝えするなどサポートをさせていただきました。
他店舗にお越しくださった方から「有楽町店で接客していただいたのを覚えています!」というお言葉をいただいたり、NAVYステージ特典のツアーにご参加くださった方からも「一昨年のツアーでお話しましたよね!」とお声がけいただいたりと、嬉しい再会に話が弾む場面もありました。

香りの組み合わせが決まったら、オードパルファンやアルコールを入れていきます。実験のような作業にドキドキしながらも、どんな香りに仕上がるのかワクワクする様子が、皆様の表情に表れていました。

ものづくりを通して、普段の接客とはまた違った色んなお話をすることができ、私たちスタッフもとても貴重な時間を過ごすことができました。

できあがったフレグランスには「ZERO COLLECTION FRAGRANCE」と同じように、容器に印字されている香り名と成分表示を覆う台形のラベルシールを貼っていきます。
ラベルシールの正面には、自分でフレグランス名を付けます。世界でひとつだけのマイフレグランスなので、ご自身の名前の一部を取って名付ける方が多かったです。

フレグランスが完成した後も、スタッフや参加者の方同士で香りを試し合い、「何をどれくらい入れましたか?」「どんな名前を付けましたか?」という話で盛り上がっていました。

最後は、自由が丘店のSHIRO CAFEのドリンクをお楽しみいただき、フレグランスJr.スペシャリストやワークショップ考案スタッフと楽しく会話しながら過ごしていただきました。

今ある容器と香水を使って、新たなフレグランスを生み出す――つくり手として、ものづくりの楽しさを知っていただくと同時に、今回のワークショップがご参加くださった皆様にとって、つくったその先の未来を考えるきっかけになれば、これ以上に嬉しいことはありません。
フレグランスづくり以外にも、今後さまざまなワークショップを企画していきます。皆様のご参加を、心よりお待ちしております。