SHIRO HUMAN | シロは子供たちにも自慢できる場所
シロは
SHIRO HUMAN佐藤 ⾹澄 Kasumi Sato
製造グループ|
2017年⼊社
お気に⼊りのアイテムは、「タマヌクレンジングバーム」。
洗い⼼地が他のものとは全く違って、しっとり感が持続します。
それを⼀番実感するのは、朝起きたとき。肌が整っているのを感じて、しあわせな気分になります。
⼩さな⼦どものいる⽣活を
理解してくれたことが
嬉しかった。
子どもが生まれ、働こうと思ったときに行ったハローワークで、シロは子育て中のお母さんたちも働いている企業だということを教えていただいて、面接を受けました。シロのことは、もともと「サボン ボディコロン」を使っていたので知っていましたし、自宅から近かったのも決め手でした。7年前でしたので、下の子がまだ8か月くらいの頃でした。一番上の子はもう小学校に上がっていましたが、真ん中の子はまだ1歳。保育所に預けながらの仕事復帰でした。下の2人はまだ小さかったので、体調を崩すことも多く、休みがちで申し訳ないなという気持ちでいっぱいでしたが、出社すると「大丈夫だった?風邪もらわなかった?」と、ベテランの皆さんから優しい声をかけていただいて。そういう社風のおかげでここまで続けられたのだと思います。
⼯場のイメージがガラリと変化!
⾃分たちで⾃由に決められる
楽しさ。
わたしは製造部門で働いています。前職も前々職も工場勤務だったのですが、シロに入って自由さにびっくりしました。決められたノルマを淡々とこなす日々から一転、どうしたら良くなるか、どうしたら働きやすくなるかは現場に委ねられています。これまでの経験とはかけ離れていました。やりがいはありましたがプレッシャーも。でも一番は、楽しいなと思いました。具体的な仕事の内容は、充填やラベル貼り、検品などさまざまですが、それぞれに決められた担当があるのではなく、時間によって配置換えがあります。
中でもわたしが一番好きなのは充填。充填はラインの始まりなので、自分との戦いなんですよね。他の部分は、流れてきたものを順番にこなしていくのですが、充填は自分の裁量でそのスピードを変えられる。早められたら全体も早く終わることができるパートです。そこが面白くて、やりがいを感じるところ。
2年前、無期社員(正社員)になったタイミングで、リーダーとしてグループをまとめる立場になりました。人数が足りなかったらラインに入ることもありますが、基本的には全体を見るのが仕事です。工場の中に入っていると集中しすぎて気がつかないことをチェックして改善。人の配置もそうですが、段ボールの置き場所や道具の置き方など、本当に些細なことひとつでも動きやすくなるんです。
ライフステージとともに
キャリアも描ける場所。
子どもが小さかった頃は時間の融通がきくパートでしたが、時間に余裕ができたタイミングで契約社員になりました。そして2年前に一番下の子が小学校に上がったタイミングで無期社員(正社員)になろうと決心した理由は、きちんと責任を持ちたかったからです。
働いているうちに、もっと上を目指して、全体を見たいという気持ちが湧いてきたんです。製造のスケジュールなど、まだまだ足りていない、もっと良くなるはずだと感じるようになって。そのためには無期社員(正社員)になって声を上げられるようになりたいと。もちろん、パートでも契約社員でも意見は伝えられるのですが、自分にも負荷をかけたいなと。自分の性格的に、契約社員のときはどこか遠慮していた部分が、無期社員(正社員)になったことで、もっと声を上げられるようになりましたし、できそうなことが増えた気がしています。まだまだこれからではありますが、楽しみです。
将来一緒に働きたいと、
息子に言われて感激。
子どもたちも成長しましたが、まだ小学校低学年。朝送り出したら、わたしは8時半に出社して、8時間勤務。子どもたちに合わせて、晩ご飯は6時半から7時くらいなのですが、だいたいはわたしが朝のうちに用意しておいたものに旦那さんがプラスしてくれて、食べさせてくれることも多いです。一時期忙しすぎて、ちょっと家のことに手が回らなくなってしまったことがありました。仕事に夢中になりすぎちゃって。無理しすぎじゃない?と言われたこともありますが、わたしが頑張っている様子を見て、家族は応援してくれています。
実は「みんなの工場」ができたときに、子どもたちも見学に来てくれたんです。これまではわたしの働いている姿を見る機会はなかったのですが、ガラス張りのこの場所では、どんなことをしているかがわかります。最初はわたしの働いている姿を見たことがなかったため、知らないお母さんの一面を見て戸惑っていたみたいですが、つい先日カフェでピザをテイクアウトして家で食べていたときに、小学3年生の息子が「大きくなったらママのいる会社で働きたい」と突然言ったんです。なんで?と聞いたら「アルコールスプレーもつくって、みんなのためになっている。いいことをしているから!」と。わたし、感動しちゃって。子どもにそう思ってもらえる会社で働けて、しあわせだなと思った出来事でした。
ものづくりの現場を子どもたちに伝えていく職人であり続けたいと思うのです。そして将来、そのとき子どもだった人たちと一緒に働くことができたらしあわせです。
WRITER : MIKIKO TAGUCHI
PHOTOGRAPHER : KEITA SAWA
更新日 2024.5