製品ができるまで vol.1
『酒かす化粧水』

北海道栗山町

素材との出会いから始まるSHIROのものづくり。
日本各地の生産者たちと共に、自然が育んだ素材の恵みを最大限に引き出す製品開発に取り組んでいます。
そんな私たちのこだわりを知っていただくため、人気製品が出来上がるまでのストーリーをお届け。
vol.1は、リピート率No.1の酒かす化粧水ができるまでをご紹介します。

酒かす化粧水が生まれた背景には、北海道で140年以上の歴史を誇る老舗酒蔵・小林酒造さんとの出会いがあります。「造る人・米・水のすべて北海道」をキャッチフレーズに、道産米を使った純米酒作りに取り組まれている小林酒造さん。
当時の専務・小林精志さんより、「酒かすに含まれるお米や麹のエキスは肌にもいい」と酒かすの魅力をご紹介いただいたことが、製品誕生のきっかけでした。

北海道で140年以上の歴史を誇る老舗酒蔵・小林酒造さん

お米や麹が生み出す恵みを最大限に引き出すために、できるだけ他の成分を加えず、純米酒かすと水だけというシンプルな処方の酒かす化粧水。
製造開始当初はどうしても酒かすの粒子が残ってしまい、納得のいく使用感に仕上がらず悪戦苦闘。肌にスッと馴染む心地いいテクスチャーと、濃度の高いエキスを抽出するため、手搾りで作業が行われています。
機械を使えば1日4000本の生産数が見込めますが、手作業だと1日2000本と約半分の生産数を保つのが限界です。それでも、実際に使用したときの心地よさや保湿感を損なわないためには、この製法は譲れません。

妥協のない製品づくりによって、素材本来の甘酒のような香りと、心地いいテクスチャー、ふっくらとなめらかな肌へ導く使用感を保ち、人気を博している酒かす化粧水。現在、酒かすエキスの濃度をさらに高めるべく製法の見直しを行い、トライアンドエラーを繰り返しながら改良を続けています。
開発、製造、販売までのすべてを自社で担っているからこそ、熱意を持って製品改良に力を注げるシロの強みを生かし、さらなる高みを目指している製品のひとつです。